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「非常食」「保存食」「災害食」の違いって?

なんとなく同じような意味で使っている、これらの言葉。実は大きく違っていました。

意味を調べていったら、このブログのテーマでもある災害に備える食事についても発見がありました。

非常食

災害や紛争などの非常事態で通常の食料の供給が困難になった時の食料のこと。

食べ物、燃料、飲用水の入手が困難な時に備えるための食料を指しているようです。

どんな食品?

一般的には、ペットボトルの飲用水、アルファ化米、乾パン、缶詰、レトルト食品、インスタント食品など、長期間保存できるものを言います。

ですが、これだけだと足りないのでは?と思っています。詳しくは後ほど。

保存食

厳しい冬季や乾季などがあり長期にわたり食料の確保できない地方、遠洋航海や戦争などの食料の確保、輸送や貯蔵・調理に大きな制約を受ける状況下で、代案として工夫されて来た「生活の知恵」なのだそうです。

「保存食」の方が広い意味で、緊急時には「保存食」が「非常食」の役割を果たします。

どんな食品?

具体的には、昆布、干物、燻製、塩漬け、酢漬け、漬物、ジャム、缶詰など。

広い意味では冷凍食品も。確かに冷蔵庫ができて、まだ100年も経っていないわけで、それまでは保存食が普通だったのかもしれません。

災害食

「災害食」は「非常食」の延長ですが、よりも広い意味。

これまでの乾パンや缶詰といった栄養重視の「非常食」では実際の被災生活に十分対応できていないという声を元に生まれた概念で、2018年には「災害食学会」も立ち上がりました。

実際にいくつか災害を経験して、これまで備蓄されている非常食に不便を感じたり、多くの人にまかなえていないと実感していたので、この概念には大賛成です。高齢者、乳幼児、アレルギーのある人など様々な人がいることも考えないといけないですよね。

「本気で取り組む災害食」(奥田和子)という本に詳しく出ています。筆者の奥田和子さんは「NHKそなえる防災」にもコラムを書いている、この分野の第一人者です。

この記事のまとめ

難しい概念の話はしませんが、今までの非常食ではすごく不便なので、新しい家庭の防災を考えようという理念には共感します。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。