テレビで相次いで非常食特集
例えばテレビの特集。フジテレビの朝番組「めざましテレビ」で、何回にもわたって、非常食グルメを特集していました。


実は流通網って脆かった
これは十年ほど前には考えられなかったことで、おいしい非常食が増えたこともそうですが、やはり「ちょっとしたことで流通網が壊れてしまうこと」を身をもって感じることが増えたんだと思います。
311、東日本大震災のときにスーパーからモノが消えたのは記憶に新しいと思いますが、台風で一部地域のインフラがずたずたになったこと。タワーマンションが停電となり、エレベーターなしで食料を買い出しに行かないと行けなくなった時。そして最近思うのは、インフルエンザや新型コロナウイルスの流行ですね。マスクや消毒液が店頭から消えています。「普段から備蓄しておけば・・・」と思った人が増えてきているのかもしれません。
自分の身は自分で
そして、そんな時に、行政が頼れない存在になっていることもあるかもしれません。町内会と言った地域のつながりも薄くなり、かといって家族的な会社も減り、まわりに頼るものが少ないと感じることが増えています。「自助」「共助」「公助」なんていいますが、「自助」でやりきらないといけないと感じている人が増えているのではないでしょうか。せちがらい世の中です。
味が格段によくなった
暗い話ばかりしましたが、味がおいしくなったということは前向きな理由かもしれません。おしゃれでおいしい「イザメシ」シリーズというのは、メディアにさんざん取り上げられています。おいしいですもんね。


「イザメシ」についてはカフェまでオープンしました。一昔前では考えられないことですよね。

ガスコンロも何もなくともあったかいご飯が食べられる非常食も出てきました。普通においしいです。3年持ちます。
アウトドアブームも?
そして、最近のアウトドアブームも非常食ブームに一役買っているのではと思います。
このブログで強力にプッシュしている尾西食品は、元々、登山食としても有名です。ヒマラヤなど世界的な登山家が、小さなテントで袋にお湯を入れてアルファ米ご飯を食べている姿は、登山雑誌ではおなじみです。小さなコンロでお湯を作れば、すぐ食べられる。そんなコンパクトなグルメに注目が詰まっているのかもしれません。

モンベルの登山食も、相当にグルメです↓

まとめ
非常食の売り上げは、東日本大震災以降、右肩上がりだといいます。新しいメーカーも続々登場して、非常食業界は、業界始まって以来の戦国時代に突入しているのかもしれません。
行政に頼りきれない、こんな時代を反映しているようで悲しい気持ちもありますが、それぞれが災害への意識を持つことが、来るべき大地震や台風来襲時代に備えることにつながると思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。