最近、豪雨災害被災者の型とお話する機会があって、「家は崖の側でもないし、避難所で暮らすことがあるなんて思わなかった」という言葉を聞きました。
その方の家は、山すそではありましたが、かなり平地に近い場所で、土砂が来るとは想像もしていなかったそうです。ですが、実際には家の周りは50cmほどの土砂に埋もれてしまっていました。停電になるし、まわりも歩きにくいため、結局、近くの小学校で2週間ほどの避難生活を余儀なくされました。
「自分の家は災害とは無縁」「マンションだし避難することはない」と思っていても、避難生活を送る可能性があるということです。そんな「想定外の避難所生活」について、ちょっと考えてみました。
寒い時期・暑い時期の停電
停電の不便は灯りだけではありません。寒い冬の場合、暑い夏の場合・・・停電が原因で、寒かったり暑すぎるため、やむを得ず避難所暮らしとなるケースは多くあります。東日本大震災のときに、被災者の方々がストーブの暖を求めて体育館に集まって過ごされていました。逆に夏の時期の災害では、クーラーのある公民館がぎゅうぎゅうになっていました。
耐震性の不安
いきなり壊れなくとも、外壁にひび割れが起きて、家にいるのが怖い・・・熊本地震では、1階が駐車場となっていた3階建ての家の脆さがあらわになったケースもありました。家の倒壊を間近に見てこわくなり、ずっと車で過ごし、エコノミークラス症候群に…という事例もありました。家が倒壊しなくても避難所で過ごすことがあると想定した方が良さそうです。
マンションの昇り降りがキツイ
神奈川県川崎市のタワーマンションが台風被害で停電・断水になった場合が想定されます。マンション上層階に暮らしていると、階段の上り下りはかなりきついものがあります。
停電の不便もそうですが、断水のストレスは相当なものです。断水地帯の被災地で過ごしたことがありますが、仮設トイレに行くために時間をかけるストレスから、水や食べ物を心理的に受け付けにくくなってしまいました。
ご家族に階段の上り下りができない恒例の方が一人でもいたら、避難所暮らしになる可能性は十分あります。
一人でいることの不安
そして何より聞かれたのが、このケースです。1人暮らしの高齢者はもちろん、子供たちにもあるようです。家で過ごすのが、なんとなくこわい。1人でいると不安・・・。災害が起きたときにいた場所が必要以上に怖くなることはあるものです。情報もテレビやラジオだけでは心配。家にいられないことはないけれども、避難所で大勢でいた方が安心・・・という心理状態になることは想定しておいた方が良いかもしれません。
どんな人でも避難生活をする準備はしておいた方が無難
となると、やはり避難所で過ごす準備をしておくことをおすすめします。地震、台風、洪水、高潮、津波、停電、断水など、様々なパターンが考えられます。うちは大丈夫と思わず、災害が起こる前に備えることが大切と言えそうです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。