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「非常食」「災害食」「備蓄食料」にこだわる個人的理由

サイトを立ち上げたワケ

このサイトを立ち上げた理由を少しだけ。

いつか大きな地震が来ると言われる地域で育ってきました。小学校のイスには防災頭巾。家には大量の乾パンに水が備蓄されていました。しかし、地震は来ないまま大人になりました。そして来たのは311、東日本大震災です。

都内のスーパーやコンビニは空っぽになりました。物流ってこんなに脆いんだと驚きました。

私は仕事の関係で、災害間もない被災地へ入ることが度々あります。リュックには大量の非常食。自分の食事は自分たちで用意するのが鉄則です。

この時も、発災数日後に、ある被災県へと入りました。

ガソリンスタンドは大行列。コンビニやスーパーからは水と食料が消えていました。津波が来た沿岸部ではなく、内陸の町なのにです。沿岸部では1週間以上、十分な救援物資が届かない場所があったのはご存じのとおりです。

多く訪れた被災地で見たもの

その後も、多くの災害直後の町を訪れました。

台風だったり、地震だったり、水害だったり。どの被災地でも、避難所の食事事情は厳しいものがあります。

もちろん自治体が配ってくれる備蓄食料もあるし、心ある人たちから「善意の差し入れ」であるおにぎりやパンもありました。でも3日、4日と続くと、やはり体調は悪くなっていってしまうんです。

同じパンやおにぎりばかりということで、食欲もなくなるし、なにより栄養不足です。口内炎ができたり、お腹の調子が悪くなったり・・・普段とは違う食材に、体は悲鳴をあげていました。

自治体頼みで良い?

そんな状況では、さすがに国や自治体が備蓄している食料では対応しきれません。3日以上、食材が届かない場所は、ざらにありました。電気・ガス・水道が止まり、調理ができない日が何週間も続く場所もあります。

乳幼児、アレルギーのある子たち、お年寄り、様々な事情の人たち全員をカバーできる備蓄を、自治体だけが行うのは不可能です。

やっぱり私たち自身が、普段から食材を備蓄しておくしかないと強く感じました。

みんなが非常食を備えた生活を

備蓄すべきは個人だけとも限りません。

会社や学校、町内会など、地域社会のなるべく多くの人たちが、バラエティに富んだ非常食を備蓄する。もしくは炊き出しのできる設備と食材を準備しておくことで、より多くの人たちが災害直後を乗り越えられるのではないかと考えています。

地震や豪雨など、災害は絶対に来ます。いまが「被災前」であるかもしれないのです。

その時のために、ひとつでも多くの家庭が食料を保管していれば・・・、難局を乗り越えることができると思っています。