「給食にアルファ米を導入」という事例が増えているようです。
非常食としては優れているものの、普段の食事にはしづらい乾燥米。一体なぜ?
意外な活用法
・・・給食に導入すると言っても、毎日の普段の給食に取り入れるワケではありません。
実は、大雨などで学校を臨時休校とする時に効果的なようです。
臨時休校の食品ロス問題
大雨で学校が休校になることが増えています。
そこで出てくるのが給食の問題。
基本的には多くの学校で、前日までに給食の発注を終えるため、朝、学校を休校にするときには、すでに給食を作り始めているんです。
となると、臨時休校とすると、給食は、作りかけのまま捨てることになってしまいます。
食べられる食品が廃棄される「食品ロス」は年間約621万トンにもなると推計されています。(農林水産省)
そこで活用されるのがアルファ米給食です。
アルファ米活用の具体例
学校は、休校となりそうなときは、給食の発注をキャンセルします。
結果的に休校とならなかった場合の給食にアルファ米を使うのです。
アルファ米にレトルトカレー。
普段だと、ちょっと質素なメニューですが、もちろんないよりはましです。
こうして児童たちは、非常食、防災食に慣れていくというメリットもありますし、備蓄用の食料のローリングストックにも一役買うことになります。
こうした取り組み、地震や津波への備えの意識が高い東海地方の学校では、すでに多く行われているようです。
子供たちに、非常食の大切さを知ってもらうためにも、もっと取り入れて良いやり方ではないかと思いました。
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