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エコキュート(電気温水器)が災害時に役に立つ!非常用水の出し方を確認

東日本大震災では、電気は1週間、水道は3週間、ガスは5週間、復旧までにかかったといいます。

大人が必要な水は1日3リットル。そのまま飲み水にはなりませんが、エコキュートのタンクが役立ちます。

最も必要になるのは「トイレの水」。本当に大切です。

実際に断水を経験して、お風呂に水を貯めるようになりました。

一戸建てのオール電化の住宅によくあるエコキュート。電気温水器が災害時の非常用水として実に役に立つんです。

今回は、我が家にある東芝のエコキュートから、非常用水を取り出してみました。

東芝ヒートポンプ給湯機

ヒートポンプ

我が家にあるのは東芝のヒートポンプ給湯機。家の隅っこですが、けっこう目立ちます。

タンク容量は、なんと370リットル。大人の使用日数を

ちょっとした手順で、水を取り出すことができるので、大変便利なのですが・・・

このお水は「生活用水」。基本的にエコキュートのお水は飲み水にはならないのでご注意下さい。

とはいえ、トイレを流す水になったり、お皿を洗ったり・・・生活用水はかなり大切です。

非常用水を取り出すまで

電源扉の漏電遮断器を「切」に

エコキュート

本体の中ほどにある電源扉をあけます。ねじを手でまわすと簡単に開きます。

エコキュート

そして「漏電遮断機」のレバーを「切」にします。

エコキュート

ブレーカーのような感じです。

本体下のカバーを開ける

本体下のカバーを開けます

エコキュート

配管がたくさんあって目が回りそうですが・・・

エコキュート

左から番目の給水止水栓のレバーを閉めます。

エコキュート

この機種の場合は「横」にします。

逃し弁を開ける

エコキュート

さらに「逃し弁扉」を開けて、「逃し弁レバー」を上げて、逃し弁を開けます。

こちらもネジをまわして扉をあけて、レバーを揚げるだけ。簡単です。

そして給水

さて、次がもう給水です。

右から3番目の「ヒートポンプ配管往き接続口」の「ドレン栓」を開いて、お湯(水)を出します。

エコキュート

写真でわかるでしょうか。ネジのようになっているところを回すと、その真ん中から水が出ています。

「お湯が出ることがあるので注意」とありましたが、実験のときは水が出続けました。

エコキュート

コップに注ぎます。もしくは20リットルのタンクに入れることもできそうです。

タンクは機種に寄りますが、300~400リットルほどあるそうです。

まとめ

ヒートポンプ

エコキュートをお持ちの家庭は、絶対にやり方を予習しておいた方がよいと思いました。

個人的な体験としては熊本地震で現地に入った時に、被害を受けていなさそうな町でも断水していて本当に困ったことがあります。毎日、風呂に水をためておくというのも、なかなか難しいと思いますので、エコキュートは一戸建てには非常に便利な存在かと思います。

ただ大きな地震の映像を見ると、エコキュートが倒れてしまうことも多いようです。

倒れてしまっては非常用水を取るどころではなく、購入しなおしになってしまいます。

固定すべく、ハウスメーカーに相談してみても良いかもしれません。